道後の町屋

レトロな雰囲気と大きなハンバーガーが絶品！『道後の町屋』

道後温泉本館の前にある『道後ハイカラ通り』内にあるレトロな喫茶店『道後の町屋』。地元の方ですら「旅行気分に浸れる」と進める雰囲気のあるお店は、自家製パンを使ったバーガーやサンドウィッチが絶品。店員さんの接客も気持ちの良い喫茶店です。

一番の魅力は“店内の雰囲気”

間口が少し狭い入り口は、地味なパン屋のようで見落としそうなくらい。でも、店内に入ると、その雰囲気に驚きます。
古民家のような建物は純和風で、京都の町家のように奥に長く、少し明るさを落とした照明がたくさん飾られていて、さらにレトロな雰囲気を演出しています。こちらの建物は大正時代に建てられた郵便局を利用しているのでそれもそのはずですね。

入って手前が喫煙可能な椅子席、奥が完全に禁煙の座敷と煙の行方にきっちり配慮してくれているのがうれしいですね。座敷は畳敷きで、そこから季節の花などが見えるお庭も情緒があっていいです。トイレも改装され清潔なので、女性も安心して利用できます。

この雰囲気を味わうのが目的のリピーターも多数いるとうのも納得。

自家製パンを使った“ハンバーガー”“サンドウィッチ”が自慢

メニューは決して多くはないけど、“自家製パン”を使ったハンバーガーやサンドウィッチが絶品。どのメニューもとりあえずボリュームが満点！お腹いっぱいにしたい人には喜ばれること間違いなしです。

その中でもこれだけは食べておきたいのが、『じゃこ天バーガー』と『湯の町バーガー』。基本的には飲み物とセットです。

お持ち帰りなら『じゃこ天棒』がオススメ。

“意外”どころか“絶品”『じゃこ天バーガー』

ハンバーガーといえば･･･ビーフやチキン、もしくは白身魚が定番。そこから思いっきり外れてご当地名物の『じゃこ天』に手を出したところがすごい！

「パンにじゃこ天て･･･」と侮るなかれ、これが合うというか、めちゃうまなんですよ！

じゃこ天独特のサクサクした歯ごたえに、刻んだトマトとピクルスが絶妙にマッチ！それらを挟む黒ごまのバンズは、カリカリにトーストされていて、じゃこ天の歯ごたえとのブレンドが最高！それらをまとめるさっぱり味の柚子ソースは、存在感のあるじゃこ天の味を活かしてくれます。一口かじると中身が飛び出てしまう程のボリュームなのでご注意。

気軽にお持ち帰り『じゃこ天棒』

じゃこ天をふんわりパンで包んだ『じゃこ天棒』。
まず、一口ほおばると、ムチっとしたパンの食感に少し遅れてじゃこ天と昆布の味が口に広がります。それを追いかけるようにチーズのしっとりした食感と濃厚な味わいがじゃこ天と混ざり合い、これはもう絶品の一言に尽きますね。

時間・混み具合

お昼時はさすがに人が多いですが、基本的にどの時間帯も並んでというほどはあまりないです。

料金

全体的に高めなイメージがありますが、ボリュームと味を考えるとコストパフォーマンスはいいと思います。

ちょっと残念なところ

外見少し入りづらい雰囲気が出ているので、そこは引かずに押しのけて入って下さい。
メニューや商品ラインナップは種類が少ないので選ぶ楽しみがあんまりありません。また、どのハンバーガーも人気なので、夕方には売り切れる商品がちらほら出ます。

あと、古民家を改修しているため、冬は寒いです。板張りのところは特に。店員さんが気をきかせて膝掛けを用意してくれますが、それでも少し寒いです。その店員さんの優しさと、コーヒーの温かさで乗り切りましょう。